アカイワ ジュンジ
  赤岩 順二   法学部 法律学科   准教授
■ 標題
  理性法としてのカント私法と不法回避技法
■ 概要
  カント『人倫の形而上学第一部 法論』の第一篇「私法」を丹念に解釈する。『純粋理性批判』などの主著に結実したカント哲学は、その法学・倫理学講義と並行して営まれており、深い結びつきを示している。私法論のある局面で、理性は限界(深淵=城戸淳氏)に面しているやもしれぬと気づき、告げる。そのことは、純然たる不法状態を回避する技法の探求へとつながり、人類の生存条件の一端を指し示していると解することができる。
  単著   伊東研祐・小島秀夫・中空 壽雅・松原芳博(編著)『市民的自由のための市民的熟議と刑事法』   成文堂   393-414頁   2018/03


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