タダクマ シンヤ
  只隈 伸也   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  「大学生男子長距離選手の身体状況・食物摂取状況の現状と課題-D大学陸上競技部長 距離部員2000~2003年データより-」
■ 概要
  D大学陸上競技部選手の身体状況及び食物摂取状況を把握、現在の問題点や課題を見つける事を目的とした。対象者は平均体脂肪率5~6%、月間走行距離600~800kmである。長距離ランナーにおいて、1日エネルギー摂取量目標値は、体重56kgで3,200~3,600kcalと言われているが、対象者はそれを大きく下回っているにもかかわらずエネルギーバランスが取れている。すなわち月間走行距離650㎞前後の場合、エネルギー摂取量は約2,700kcal/day程度で良いのではないかと考察され、逆に「トレーニング量を増加させる」と仮定すると、この栄養素摂取量では、現在の状態維持は困難である。体型はトップアスリートに近づきつつあるが、トレーニング面で改善の余地があり、これを行った場合、現在よりエネルギー必要量は増加する。その時体力養成トレーニングと同様に知識と実践を獲得させる『Dietetic Training』が重要である。
  単著   修士論文(女子栄養大学大学院)   女子栄養大学      2003/03


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