タダクマ シンヤ
  只隈 伸也   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  『健康気圧チェンバーが自律神経活動に与える影響-健常成人男性を対象として-』
■ 概要
  本研究の目的は、健康気圧チェンバー中で休息をとることが自律神経系にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることであった。使用されたhyperbaric air care (HBAC)は、空気を1.3 ATAまで加圧することが可能なものであった。60分間の空気加圧は開始10分後から40分後まで心拍数を有意に減少させること、同様にスペクトル解析によって得られた交感神経系の活動を有意に抑制することが明らかとなった。これらの結果から、空気の加圧は自律神経系、特に交感神経系を抑制することで心拍数を減少させ、リラックスさせることが示唆された。
  ◎田中博史,只隈伸也,遠藤俊郎,琉子友男
  共著   大東文化大学紀要<自然科学>   大東文化大学   (第49号),69-78頁   2011/03


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