ヤマグチ ミドリ
  山口 みどり   社会学部 社会学科   教授
■ 標題
  悲しみの手記を共有する――家族のメモワールと感情労働
■ 概要
  家族の最期を記録することは福音主義によって流行し、1870年代ごろまで多くの家族で見られた慣行であった。本エッセーでは、19世紀半ばに猩紅熱の流行により幼い娘5人を次々にある高位聖職者夫妻とその親族のメモワールから、悲しみの記憶を周囲と分かち合い、共感を得ることによって感情を管理する――現代のSNSに類似した――家族のメモワールのありようを描いた。
  単著   ヴィクトリア朝文化研究   日本ヴィクトリア朝文化研究学会   (15),99-103頁   2017/11


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.