ヨネヤマ キヨコ
  米山 聖子   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  日本語話し言葉コーパスの音声ラベリング
■ 概要
  巨大な音声データベースである『話し言葉コーパス』構築に際して、日本語の自発音声にさまざまな分節ラベルと韻律ラベルを付与することを試みた。本論文はこのラベリング方法とそのラベル付与の妥当性について報告する。まずHMMを用いて、音声情報から直接分節ラベルを付与し、その結果を人手で修正したラベルと比較した。その平均的な差は14.3msであった。次に、このデータベースに新規に提案されたX-JToBIシステムと従来のJ-ToBIシステムとの比較を行った。結果は、X-JToBIシステムで提案されたほとんどのラベル方法のほうがJ-ToBIシステムで提案されているラベル方法よりもラベリング作業者間の一致性が高いことが確認された(16-26頁)。共著者菊池英明(国立国語研究所非常勤研究員・早稲田大学講師), 前川喜久雄(国立国語研究所研究開発部門第二領域長), 五十嵐陽介(東京外国語大学大学院・日本学術振興会特別研究員), 藤本雅子(国立国語研究所研究開発部門第二領域特別奨励研究員)。
  共著   音声研究, 7-3      2003


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.