ヨネヤマ キヨコ
  米山 聖子   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  CASECスコアとVOA Special English newsのdictation正答率との相関関係について
■ 概要
  本研究ではVOA Special English news(以後VOA)のdictationの正答率とCASECの総合点との相関をとり、CASECがproficiency testがTOEICと同様にVOA dictationと相関関係があるかどうかを総合的に検証するために3つの分析を行った。分析1ではVOAのdictationの正答率とCASECの総合点について回帰分析を行った。相関関係は0.734とかなり高い相関であった。分析2ではCASECのスコアから予想されるTOEICのスコアとVOA dictationについてかなり高い相関を示した。分析1と分析2の結果から、CASECはTOEICと同様に英語のproficiency testである可能性が高いことが確認された。CASECがTOEIC同様に英語のproficiency testとして認められるためには、今回の研究参加者が三枝(1998)の研究参加者と同様のVOA dictationの正答率とTOEICスコアの関係を保持している必要がある。従って、分析3では三枝(1998)の研究参加者のうち、本研究の件有産かさのVOA dictation正答率の範囲にある学生に限定して分析を行い、本研究参加者のデータと同じ傾向を持つことを確認した。今回の分析結果から、CASECが英語のproficiency testであると同時にVOA Special English newsのdictationの正答率とかなり高い相関があることが明らかになった(1-12頁)。レフリー有。
  単著   映像メディア外国語教育学会誌、創刊号、映像メディア外国語教育学会      2007/02


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