ヨネヤマ キヨコ
  米山 聖子   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  Effects of uniqueness points in Japanese
■ 概要
  本研究は日本語におけるUniqueness pointの影響について検討した。Uniqueness pointは心内辞書に蓄積されている語彙の語彙表示と音声が逐次マッピングされている過程において、その他の語彙と区別された点のことで日本語ではその実在性はないと先行研究では報告されている。本研究では日本語について2つのアプローチによって、十分に検討を加え、その実在性を明らかにすることを試みた。1つ目のアプローチは日本語語彙およそ6万5千語を使用してUniqueness pointが有効であるかどうかの分析であり、2つ目のアプローチは心理学的手法を用いた実験による検証である。この2つの実験の結果、Uniqueness pointの影響は、英語ほどは予測されないものの、先行研究とは異なり日本語の語彙認識の影響に影響を及ぼしていることが明らかになった。また、このUniqueness pointの影響は、氏がこれまでに検証した日本語の隣接語効果と共存するものであり、その妥当性についても論じた(2997-3000頁)。レフリー有。
  単著   Proceedings of the 15th International Congress of Phonetic Sciences (ICPhS 2003)      2003/08


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