ヨネヤマ キヨコ
  米山 聖子   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  A cross-linguistic study of diphthongs in spoken word processing in Japanese and English.
■ 概要
  本研究では、3つの言語グループ(日本語話者、アメリカ英語話者、日本語を母語とする日英語のバイリンガル話者)を対象として同一の日本語と英語のマテリアルを用いて、二重母音の扱いについて音声言語理解の観点から検証した実験を行った。日本語話者の場合、英語の実験において日本語話者は二重母音を2つのモーラとして解釈して、処理を行っている可能性が高いことが明らかになった。また、アメリカ英語話者を対象とした実験では、英語、日本語のマテリアルともに二重母音を1つの単位として処理している可能性が高いことが明らかになった。日本語を母語とする日英語のバイリンガル話者の場合には、英語、日本語ともに英語話者と同様に二重母音を1つの単位として処理している可能性が高いことが明らかになった(163-175頁)。レフリー有。
  共著   OSU Working Papers in Linguistics, 50      1997/07


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