ヨネヤマ キヨコ
  米山 聖子   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  Phonological neighborhoods and phonetic similarity in Japanese word recognition(Contributions Towards Research and Education of Language, Vol. 14)
■ 概要
  本研究は、2002年にOhio State UniversityよりPh.D.を取得した際に提出された博士論文に加筆・修正を加えて出版されたものである。本研究では日本語母国語話者の音声語彙認識における心内辞書に蓄積される語彙表示の可能性について、実験結果をもとに検討を行ったものである。音声語彙認識過程における語彙アクセスに用いられている語彙表示に関する問題は、語彙の隣接効果を測定する3つの定義を検証することにより検討された。まず、日本語においても語彙の隣接効果が一部の実験方法で確認された。これにより、語彙の隣接効果は言語普遍的な影響である可能性が高いことが明らかになった。また、実験結果から、異なる心内辞書の語彙表示を使って心内辞書にアクセスした可能性が高いことが明らかになった。これにより、成人の音声語彙認識モデルに2つの語彙表記を仮定する必要があることを主張した。総頁数212。
  単著   Institute for the Research and Education of Language, Daito Bunka University(大東文化大学語学教育研究所)      2007/12


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