イシブチ サトシ
  石渕 聡   文学部 教育学科   教授
■ 標題
  榛名神社太々神楽研究-一人舞の構成とその動き-
■ 概要
  群馬県榛名神社の太々神楽を稽古も含めて2年間に渡って記録・調査し、各演目の構成を分析した。神楽の内容は天照大神を中心とした神話を端的に表すもので、演目の進行と共にストーリーか展開していく演出となっている。結論としては、それぞれの演目は衣装、仮面、登場人物やテーマなどが全く異なる一方で、芸態(舞踊構成と動き)に関しては、幾つかのパターンに分類しうることが明らかとなった。このような視点は、近隣の神楽からの伝播状況を同定する上で非常に有効である。 群馬大学教育学部松本富子教授と共著論文。執筆の分担については、筆者は神楽の芸態分析(本論)を、松本教授は神楽の歴史的民族的な背景(はじめに)と結論における論文全体の総括(まとめ)を担当している。
  共著   群馬大学教育学部紀要芸術・技術・体育・生活科学編 第24巻、pp.197-211      1989/06


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