イシブチ サトシ
  石渕 聡   文学部 教育学科   教授
■ 標題
  舞踊の意味を生成するものとしての身体
■ 概要
  観客が舞踊を見る際のその享受の仕方を考察し、舞踊における身体の認知及び舞踊の意味生成のあり方を構造化した。 第1部では舞踊論の基盤としてき諸概念である時間、空間、身体を現象学の概念を援用することによって基礎づけた。第2部ではより広い舞踊の身体の概念へ議論の領域を広げた。そこでは、観客に対して現出する「舞踊のイメージ」とでも呼べるような舞踊の身体が確立された。第3部では舞踊の認知の問題、意味の問題を考察した。全体としては、3部11章構成を取っているが、第1部が先行研究検証を含めた基礎研究、第2部が諸概念の再検討、そして第3部が舞踊の認知構造の構築という流れとなっている。
  早稲田大学文学研究科 博士論文      2003/12


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