ナイトウ ジロウ
  内藤 二郎   経済学部 社会経済学科   教授
■ 標題
  「中国分税制改革的評価及展望」(中国語)*張捷教授 劉剣初講師との共同研究
■ 概要
   中国の分税制改革の進捗状況を検討し、法制の遅れによる非効率、制度運用上の地域的ばらつきなどの問題点が看取された。特に政府間財政関係の観点から大きな問題点といえる不完全、不透明な財政移転制度に注目し、問題点の解決に向けて日本の財政移転制度の中国への適用を検討した。分税制改革は、中国の政府間財政体制をいかに構築していくかという問題に他ならない。つまり、単一制を維持していくのか、或いは連邦制を含めた分権体制へ向かうのかといった問題である。今後は法律に基づいた制度の整備と運営が不可欠であると同時に、中央―地方政府の役割分担と権限の配置を明確にしていく必要がある。(共同研究のため本人担当部分の抽出は不可能)
  共著   『総観経済』広東国際総観経済研究会      2000/01


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