ヤマナカ ゴロウ
  山中 吾郎   文学部 教育学科   教授
■ 標題
  「個別最適な学び」はコロナ禍の学校を救えるか
-牽強付会な「令和の日本型学校教育」構築答申-
■ 概要
  Society5.0時代の到来に向けた国家戦略の流れに位置づけられたGIGAスクール構想の正体をふまえれば、「個別最適な学び」(中教審答申2021年1月)は、「個に応じた指導」を学習者視点から整理した概念などではなく、デジタル礼賛の効率主義的な「データ駆動型教育」の先駆けである。それは子どもたちを能力別に「最適化」するものであるため、「孤立した学び」で子ども集団を分断することが危惧されると指摘した。
  単著   文芸教育   新読書社   (125),36-47頁   2021/12


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