タナカ タツヤ
  田中 達也   経済学部 社会経済学科   教授
■ 標題
  戦国期越後における集落形成-北越後色部氏領における牧目村を事例として-
■ 概要
  本研究では、越後国岩船郡牧目村を対象に、戦国期における集落形成の特徴の提示を試みた。まず、近世初期の検地帳における有力百姓の所有耕地の存在形態と、水田の水がかりとの対応関係を明らかにし、集落の形成過程と新用水の開削が連関していたと考えた。さらに、多様な同族の存在と他所からの移転伝承に着目し、これらの集落構成上の特徴を、戦国期に新用水の開削とともに形成された新集落の特徴と考えた。
  単著   人文地理第48巻第2号   1~21頁頁   1996/04


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.