タナカ タツヤ
  田中 達也   経済学部 社会経済学科   教授
■ 標題
  中近世移行期における村落内地域単位の変容過程-下野国大芦川・南摩川流域における「内」を事例として-
■ 概要
  本研究では、「内」と称される村落内の微小地域単位の検討を通して、中世末期の村落景観と近世村落への展開過程を考察した。その結果、近世以前には農業経営単位としての性格を有する「内」が郷村社会の基本的な構成単位であり、郷内の各所に「内」が散在する村落景観を呈していたと考えた。また、分家の創出による新しい集落組織の形成や、屋敷の移転と耕地の再編成による集村化が、「内」の変質・消滅をもたらす要因となったと考えた。
  単著   歴史地理学42巻5号   1~22頁頁   2000/12


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