タナカ タツヤ
  田中 達也   経済学部 社会経済学科   教授
■ 標題
  鹿沼東部村落における台地上開発と内付
■ 概要
  本研究では、鹿沼台地に位置する茂呂村を事例に、近世初期における台地上開発の様相を、主に立野争論を通して検討した。17世紀後半、台地上の入会地を対象に、私的に用益される空間である立野が活発に創り出された。立野が特定の屋敷地や耕地に付属し、それらを保持する者の所持権が及ぶ「内付」を対象としたものであったことを明らかにするとともに、内付を派生させるのが村の草分けである乙名百姓の屋敷地であり、乙名百姓やその分家などが立野の創出者となったことを明らかにした。
  単著   かぬま-歴史と文化-(鹿沼市史記要)9号   1~26頁頁   2004/03


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