クラナカ シノブ
  藏中 しのぶ   外国語学部 日本語学科   教授
■ 標題
  貞慧伝はなぜ立伝されたか-『藤氏家伝』「貞慧伝」を読む-
■ 概要
  pp.80-85 レフェリー有 『藤氏家伝』上巻には撰者藤原仲麻呂の直系ではない藤原鎌足の第一子貞慧の伝が立伝されている。「依神泰法師作和上」という伝の記述を手がかりに、貞慧の唐における師・神泰は①貞慧の戒和上、②玄奘の高弟、③長安西明寺の寺主をつとめた学僧であることを指摘、「貞慧伝」立伝の要因に神泰~貞慧の法統があり、その背後には長安西明寺~平城京大安寺の学統と、西明寺・道宣の法統につらなる鑑真に帰依した仲麻呂の意図があることを論じた。
  単著   『日本文学』第49巻第1号(日本文学協会)      2000/11


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