クラナカ シノブ
  藏中 しのぶ   外国語学部 日本語学科   教授
■ 標題
  道昭・道慈と大安寺文化圏
■ 概要
  pp.1-4 平成13年シルクロード・奈良国際シンポジウム'01「シルクロードを翔る-遣隋使と遣唐使-」・専門セミナー「仏教文化~心の旅路~」の成果。南都仏教の二面性として、①道慈~大安寺文化圏にみえる教学的・体制的性格と、②道登~道昭~行基にみえる実践的・民間的性格をあげ、両者の源には玄奘の訳出経典『瑜伽師地論』と玄奘伝『大唐大慈恩寺三蔵法師伝』があり、両者はいずれも玄奘の大きな影響下にあることを指摘。南都仏教の二面性は、道昭と道慈の入唐時期の40年の時間差によって生じたもので、②玄奘に直接師事した道昭は玄奘在世時の新訳経典を将来したのに対し、①玄奘没後に入唐した道慈は、玄奘の後継者で南山律の祖・道宣による長安西明寺の機構と学問をもたらしたことを論じた。 一、はじめに 二、道慈~大安寺文化圏と南都仏教の教学的性格 三、道登~道昭~行基と南都仏教の実践的性格 四、玄奘伝『大唐大慈恩寺三蔵法師伝』と『瑜伽師地論』 五、道昭・道慈と南都仏教の二面性
  単著   『シルクロード・奈良国際シンポジウム'01報告書』(シルクロード・奈良国際シンポジウム組織委員会)      2002/12


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