シュトウ タダシ
  首藤 禎史   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  「ドミナント・デザインとデファクト・スタンダードに関する概念的・理論的再考」
■ 概要
  ドミナント・デザインとデファクト・スタンダードという2つの用語に関しては、取り扱う上でのいくつかの疑問もしくは問題点が存在している。1つは「この両者はどこが違って、どこが同じであるのか」といったことに関する疑問であり、もう1つは「どうなった時、または場合に(いつ、どのような条件をクリアすると)、それはドミナント・デザインである、あるいはデファクト・スタンダードになった(である)とするのか」といったことである。また、この2つの用語は、イノベーションないしテクノロジーの普及・流行、あるいはそのモデルとどのような関係があり、どのようにしてそれを理解し、経営・マーケティングないしはプロモーション活動に活用するべきなのかといったということも大きな課題である。
 本稿は、これらの問題について複合的な角度から概念的な整理を行い、理論的な検討を加えることを通じて、事業戦略の何らかの指針となり得る示唆を見出すことを目指し、その包括的解釈と捉え方について論究した。

  単著   『経営論集』   大東文化大学経営学会   (第30・31合併号),139-158頁   2016/03


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