シュトウ タダシ
  首藤 禎史   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  「マーケティング思考の新潮流とビジネス・マーケティングにおける問題点」(B5版 24頁)
■ 概要
  1980年代以降、マーケティングの研究あるいは実務の世界においてリレーションシップ・マーケティングをはじめとして、ワン-ツー-ワン・マーケティング、インターネット・マーケティング、インタラクティブ・マーケティング、経験マーケティング、コーズ・マーケティング、パーミッション・マーケティングなどといったいわゆる “新しい”概念もしくは思考が数多く出現した。それらの思考・概念枠組みの中には必ずしも“新しい”と言えるものではなく、従来のマーケティングの考え方、あるいは先人たちの枠組みで十分処理または説明可能であるものが少なくない。それにも拘らず、なぜかくもたくさんの“新しい”思考や研究枠組みがマーケティングの世界において考え出されたり、作られたりしていのかという問題について、それらが「なぜ、そのような枠組み、もしくはパースペクティヴが生まれたのか」そして「どのような意味・ないしは意義を持っているのか」、また、仮にそのような考え方や言葉が、さしたる必要性を持たないのに生まれてきたのであれば、それはいかなる要因によるものなのか、といったことについて批判的な立場から検討を加えた。
  単著   大東文化大学経済学会編『経済論集』   (第94号)   2010/03


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