シュトウ タダシ
  首藤 禎史   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  「マーケティング研究と事業活動における“市場志向”に関する若干の問題点の検討と示唆」
■ 概要
  現代、マーケティング研究やビジネス界で用いられている“市場志向”という言葉およびその概念は、必ずしも明確な捉えられ方をされているとは思われず、ときとして顧客志向=市場志向と考えられていることも少なくない。そのような問題を明らかにするために、“市場志向”という言葉、もしくはそれが意味する概念について、研究者や実務家が、「どのように理解し、そしてどのように企業活動において位置づけるべきなのか」といったことを中心に“市場志向”に関する代表的な研究を検討することを通じて、その意味を再確認し、概念整理を行った。そしてまた、その“市場志向”が「どのように企業社会で機能しているか」、ないしは「どのように企業・ビジネス戦略において扱われるべきか、あるいは管理されるべきか」といったことに関する諸研究を検討することによって、現実社会および事業活動における“市場志向”の考え方、ないしは市場志向型ビジネス戦略のあり方についてのいくつかの示唆を提示した。(13~34頁)
  単著   大東文化大学経営学会編『経営論集』   (第17号)   2009/03


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