タカハシ ススム
  高橋 進   スポーツ・健康科学部 健康科学科   教授
■ 標題
  大学一般体育における柔道履修選択者の選択行動に関する一考察-授業の質を保証した場合における、「スポーツ実施状況」並びに「スポーツに対する認知」との関連性-
■ 概要
  本研究では、「柔道を選択し実践して見よう」という学習者の動機や運動・スポーツの実践状況に関わらず、柔道授業や教授者のクオリティが確保されれば、柔道・柔道授業に対しての学習者の満足感は高くなる」と仮定し、柔道授業の形態並びに柔道指導者の質を確保した上で授業実施を試み、授業実施後にアンケート調査を実施した。そして、上記仮説を検証するために「柔道を履修した理由」5要因を、独立変数『因子』、「運動・スポーツ実施状況」「運動・スポーツに対する好意度」「運動・スポーツ活動に対する有能感」「柔道授業に対する満足度」それぞれを従属変数とした一元配置分散分析を試み、それぞれに内在する因果関係を試みた。また、「運動・スポーツに対する有能感」「運動・スポーツ実施状況」「運動・スポーツに対する好意度」、それぞれの変数間には、正の相関関係が存在することが一般的であることから、本研究対象者が、集団的な偏りがないことを検討するための一資料を得るために、2変数間の積率相関係数(ピアソン)を併せて求めることとした。
  ◎高橋進・三宅仁・濱田初幸・野瀬清喜・竹澤稔裕
  共著   埼玉武道学研究   (7),22-26頁   2009/04


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