タカハシ ススム
  高橋 進   スポーツ・健康科学部 健康科学科   教授
■ 標題
  柔道部部活動の指導手引き
■ 概要
  スポーツ庁では、この度、生徒にとって望ましいスポーツ環境を構築するという観点に立ち、地域や学校の実態に応じて、部活動が多様な形で最適に実施されるよう、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を策定した。部活動は生徒が自分の興味や関心に応じて自主的、自発的に活動する中で、それぞれの個性や能力を伸長したり、社会性や人間性を育む様々な経験を積んだり、子どもたちがスポーツに親しむ最も身近な活動の一つとして、子どもたちの体力向上はもとより、各競技の技術向上にも大きく貢献してきた。また、指導者にとっても教室での学習だけでは把握できない生徒への理解、そして心の成長や仲間とのコミュニケーションなどの教育的な効果が期待できるものでもある。しかし一方で、教育活動である部活動本来の姿を見失い、大会等で勝つことのみを重視した偏った指導や運営を行うと、怪我を引き起こすだけでなく、スポーツ障害やバーンアウトなど、心身両面で生徒の将来にまで深刻な影響を与える危険性があることも認識しなければならない。本指導の手引きは新たな「運動部活動ガイドライン」に則り、部活動の意義や目的を改めて確認するとともに、生徒にとっても、指導者にとっても、より安全で充実した活動となるよう、その運営や指導の在り方について示すものである。
  木村 昌彦  田中 裕之 ◎高橋  進 髙橋 健司  磯村 元信 (執筆協力)全日本柔道連盟 重大事故総合対策委員会 監修 野瀬 清喜 友添 秀則
  共著   公益財団法人 全日本柔道連盟      2018/08


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