ヤマグチ シオ
  山口 志保   法学部 法律学科   教授
■ 標題
  アメリカ契約法における交渉責任の根拠
■ 概要
  約束的禁反言に関するアメリカ法の学説では、信頼から信用へと保護法理は移ったものの、信用から信頼へと回帰し、そして合意の保護へと理論の変遷がある。当事者の損害回復のために理論は変遷していると考えられるが、同時にestoppelの根源的なequityの意義を問うことを忘れているようにも考えられる。このような問題提起をするのが本稿である。英米法の中でもアメリカ法特有の約束的禁反言研究は、英米法の変遷という意味でも非常に意義深いものである。
  単著   大東法学   大東文化大学法政学会   23(1),213-229頁   2013/11


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