R.G. スチュワート
  R.G. スチュワート   社会学部 社会学科   教授
■ 標題
  ジャクリーヌ・ベルント編『国際マンガ研究5号:マンガにおけるオルタナティブ』 (ISBN 9784905187127)
■ 概要
  私分担執筆の書籍。私がこの論文集の第4章「トゲのある漫画:ポスト3.11の日本のカートゥーン」(訳 秦美香子)を単著で書いた。2012年12月に東国大学校、韓国で開催された3rd Mechademia Conferenceの発表をベースにして書いた論文である。日本の大3紙の全国新聞にある一コマ政治漫画が衰えていて、あまり辛辣な風刺をしない現状を背景としてあげる。3.11後にも全国の政治への関心と疑問が募る中、新聞政治漫画の状況に対する反応が鈍くて、本来の役割、ユーモアのあるコメントによる政治問題をどう理解すれば良い役割、を果たせなかった。イラストか解説図で止まるものが多い。しかし、ネット上に活躍していた何人かの素人の漫画家、つまり「オルタナティブ」な漫画家はの反応が対照的であった。彼らの一コマ政治漫画がもっと早く政治的な問題に反応し、そしてよく新聞の漫画家が書けなくなった強い風刺を使った。論文には新聞とネット上の政治漫画を比較し、分析する上、新聞政治漫画の本来の役割を取り戻す方法を論じて提案する。pp.79-114(招待あり)
  ロナルド・スチュワート
  共著   京都精華大学国際マンガ研究センター      2015/05


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