R.G. スチュワート
  R.G. スチュワート   社会学部 社会学科   教授
■ 標題
  ひろしま女性学研究所編『言葉が生まれる、言葉を生む』(ISBN 9784907684358)
■ 概要
  分担部分:第4章「瀬戸内から世界へ―「ローカリティ/ジェンダー/ことば」をめぐる地方文化の現在」に掲載された論文「英語版『はだしのゲン』:世界へ届く広島地域性の行方」を単著で書いた。この論文では、中沢啓治がヒロシマ原爆投下とその後の経験について語るマンガ『はだしのゲン』の英語版における出版史を紹介しながら、翻訳の際に消えてゆく地域性を論じる。英語版には、基本的な反核兵器、反戦争および反差別のメッセージが残るものの、時代と広島の特徴が薄くなったり消えたりすること明らかにし、登場人物の関係が変わってくることを論じる。例えば、広島弁と標準語(東京弁)の差、または男性と女性の言葉の差が消えることによる様々な原作で窺える力関係も共に消える。pp.172 ~ 185 (招待有り)
  共著   ひろしま女性学研究所発行      2013/07


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