R.G. スチュワート
  R.G. スチュワート   社会学部 社会学科   教授
■ 標題
  Post 3-11 Japanese Political Cartooning with a Satirical Bite: Non-Newspaper Cartoons and their Potential
■ 概要
  これが上記された2015年の書籍『国際マンガ研究5号:マンガにおけるオルタナティブ』に載っている日本語論文の内容と半分重なっているより長い、より掘り下げた論文である。日本のいわゆる「大3紙」の全国新聞の一コマ政治漫画の特徴と現状を説明する。つまり殆どが抽象的な比喩を使わず、比較的可愛い似顔絵を使って政治家を軽く揶揄うもので、狭い視野で政治家の政治工作以外のより根本的な問題か社会の問題を殆ど触れない、アグレシッブな風刺が殆ど使われていない状況である。3.11後にもあまり変わらずに、人を政治問題に注目させてコメントとか問題を理解する見方をあまり提供していなかった。そして、実際に3.11関連の問題を触れた時、反応が遅かった。これはネット上あるいはオルタナティブな雑誌に活躍する政治漫画家の3.11関連問題に対する反応と対照的である。論文にこのような政治漫画を新聞の好例を幾つかを分析し比較して、新聞以外の漫画がより幅広くのテーマ、描くスタイルおよび比喩を使用し、より早く政治的や社会的な問題に反応し、そして、風刺をもっと使用するだけではなく、使用する時に新聞政治漫画より辛辣な風刺を使うことを明らかにした。(pp.179-221)
  Ronald STEWART
  単著   Kritika Kultura   Department of English, Ateneo de Manila University, Philippines   (24),179-221頁   2016/04


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