R.G. スチュワート
  R.G. スチュワート   社会学部 社会学科   教授
■ 標題
  Breaking the mainstream mold: The birth of a local political cartoonist in post-3.11 Japan
■ 概要
  この「主流の型を壊す:地域の政治漫画家のポスト3.11誕生」論文では東日本大震災後に活躍し始めた漫画家と彼の一コマ政治漫画についての論文である。3.11が起こした災害を描写し、3.11後の問題に対する主流政治漫画(全国紙に載っているもの)の薄い反応と地域への関心なさを論じる。それから、震災の約1ヶ月半後、地方新聞『福島民報』に連載し始めた「震災絵日記」と題された週に一回の一コマ政治漫画とその元高等学校美術の先生である70代漫画家朝倉悠三を紹介する。彼の漫画と全国紙の漫画を比較し相違点を明らかにする。朝倉の漫画がもっと幅広く被災地が抱える問題を取り上げて、その被災者の気持ちを意識しながら、一人で全国紙より数多くの被災地に関する政治漫画を絵が入っているだけではなく、被災地のみならず、全国にとって有意義のユーモアを込めたコメントを提供している。地域に貢献している上に、政治漫画の本来の役割を果たしていると論じる。pp.74 – 94
  Ronald STEWART
  単著   The European Journal of Humour Research   2(4),74-94頁   2014/12


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