ユウキ ヨシノブ
  湯城 吉信   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  五井持軒『和語集解』翻刻
■ 概要
  『和語集解』は五井持軒(1641~1721)が日本語の語源を説いた書である。冒頭に「和語総論凡例」があり、言語法則について列挙した上で、いろは順に語を採録し、その意味や語源を解説している。この書は『国書総目録』に五井持軒の著作として挙げられるがこれまで存在が確認されていなかった。ところが、平成28年度、一般財団法人懐徳堂記念会が写本を購入し大阪大学附属図書館懐徳堂文庫に保管されることになり、その全容が明らかになった。この写本は来歴が明らかで、手稿本に近い原本を忠実に模写したテキストであり、価値は高い。本稿では、このテキストの翻刻を提供した。
  湯城 吉信
  単著   懐徳堂研究   大阪大学懐徳堂研究センター   (8),81-121頁   2017/02


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