ユウキ ヨシノブ
  湯城 吉信   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  中井履軒の老荘観
■ 概要
  本稿では、中井履軒の老荘観を、彼の著書『老子雕題』『荘子雕題』『論語雕題』を読み解くことにより明らかにした。従来の研究では、履軒は老荘思想に理解を示し、特に『荘子』を高く評価していたとされる。それに対して、本稿では、履軒の意図は、老荘思想が異端の思想であり、人を欺くものであることを明らかにすることであったことを明らかにし、『荘子』を高く評価するものでもなかったことを明らかにした。
  湯城 吉信
  単著   中国研究集刊   大阪大学中国学会   (46),34-72頁   2008/06


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