ナカノ コウイチ
  中野 耕市   経済学部 社会経済学科   准教授
■ 標題
  香港TVB無線電視の粤方言ニュース ~名詞成分を中心に
■ 概要
  その土地で育ち方言を話す多くの人にとって、その方言が母語である。それは家族や友人と会話をするのに使う口語であり、その地域の共通語である。ところが中国の多くの方言地区では、改まった場面で会話をするには、「普通話」(共通語)を使うことになる。その共通語は学習しなければならいものである。
 一方、ラジオやテレビのニュースは、基本的に書面語で書かれた新聞のニュースとは異なり、書面語と口語の両方の特徴を備えている。特に方言によるニュースには、上述のように方言そのものが口語であるため、その特徴が強く表れる可能性がある。
 本文は、香港TVB無線電視の粤方言ニュースを使って、その特徴を探る。今回は名詞成分を中心に調査した結果を示す。341-356頁

  単著   『大東文化大学紀要』48〈人文科学〉      2010/03


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