ナカノ キワ
  中野 紀和   社会学部 社会学科   教授
■ 標題
  現実と非現実をつなぐ語り-自己肯定の過程を経由して-
■ 概要
  フィールドワークにおいて生み出される話者の語りをアイデンティティの側面から、またその内容が支える民俗の側面から考察するものである。祭礼を支えてきたことを自負する2人の人物を取り上げているが、彼らは祭礼について語りながら、自らの存在そのものを問い直し、自己肯定をしていることが明らかになる。同時にそれらを考察する過程で気付かされる、語りが祭礼の現状を支え、強化している点にも論及した。
  単著   『立教女学院短期大学紀要』   (No.30),205-216頁   1999/02


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