ナカノ キワ
  中野 紀和   社会学部 社会学科   教授
■ 標題
  民俗学におけるライフヒストリーの意義と課題-祭礼研究との関連から-
■ 概要
  社会学の生活史研究の成果を取り込みつつ、さらに文化人類学における近年の流れと民俗学の関わりを整理し、そのうえで民俗学におけるライフヒストリーの意義を明らかにした。祭礼研究が空間や性差に関わる規定を前提としていること、それが祭祀集団に重点をおいた研究につながっていることを指摘した。宗教性が希薄になり娯楽として祭礼を捉える人々が増加する現状を民俗学が捉えていくための、新たな視座を提示した。
  単著   『日本民俗学』   (234号),1-30頁   2003/05


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