ナカノ キワ
  中野 紀和   社会学部 社会学科   教授
■ 標題
  『誇るべき』自文化の構築-小倉祇園太鼓における観光戦略と負の排除-
■ 概要
  小倉祗園太鼓という祭礼における負の排除と観光化の側面に注目し、中核的参加者の側からみた文化動態について論じるものである。警察による規制や管理が厳しくなり、暴力性が排除されていくなかで、地域がプラスイメージとなるものだけを取り出し、太田好信のいう「文化の客体化」が生じていることを示す。地元側からの「伝統文化」の創造と観光資源としての利用ということもできる。
  単著   『九州人類学会報』   (第26・27合併号),25-38頁   2000/11


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