ナカノ キワ
  中野 紀和   社会学部 社会学科   教授
■ 標題
  ライフヒストリーからみた都市民俗の生成-小倉祇園太鼓と映画『無法松の一生』の関りから-
■ 概要
  ある社会あるいは隣接した幾つかの社会との関連における個人の日常を詳細に、また全体的に観察するという手法を用いて、個人をとおして社会を語ることを試みたものである。祭礼におけるある人物の日常はメディアに取り上げられたことで一変し、自らの立場を場面に応じて使い分ける。他者との関係性のなかでアイデンティティを再構築していくその過程は、アフリカやアメリカにおける自民族文化への愛着というアーバン・エスニシティの表象のありかたと同質であることを明らかにした。
  単著   『生活學論叢』   vol.2,65-78頁   1997/06


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