ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  アフラハトにおける神の下降と人間の上昇 -解釈学的観点から
■ 概要
  アフラハト自身が象徴的理解に関してどのように語っているのか、を検討した。彼は、それに肯定的な面と否定的な面の両面に言及している。適応には、「言語的適応」と「精神的適応」との二種類があり、互いに密接に関連している。神の精神的理解は、神の精神的適応による。従来の研究のように、アフラハトの象徴的解釈は彼の「字義的、歴史的解釈の原則からの逸脱」なのではなく、彼の思惟のあり方そのものの自然な成果である。
  単著   『基督教学研究』第19号 pp.39~57      1999/12


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