ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  「ペルシアの賢者」アフラハトの解釈学
■ 概要
  アフラハトの主要テクストである『論証』22・26を詳細に分析することにより、彼の解釈学の根本問題の解明を試みた。アフラハトは解釈者たちの間の「相互教示性」を強調する。その基盤は、彼の解釈学の特徴である多様性の尊重にある。それで彼は、実際の釈義の中でも多様な解釈を展開していたのである。釈義方法の表面的類似性だけでアフラハトをアンティオキア的としてきた従来の見解は、斥けられなければならない。
  単著   『基督教学研究』第17号 pp.77~87      1997/12


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