ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  ニシビスのエフライムの解釈学
■ 概要
  本研究は、エフライムが「解釈」ということを何と考えていたのか、という解釈学の根本問題を彼の思想的著作から解明する試みである。神理解の不可能性の側面を表す「隠されたこと」と神理解の可能性の側面を表す「明かされたこと」との関係を考察した。その結果、エフライムにおいては、解釈が神と人間との関係によって規定されることが明らかになった。彼にとって解釈とは、信仰的探求者が神との循環関係に参与していくことである。
  単著   『基督教学研究』第15号 pp.81~93      1996/03


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