ムトウ　シンイチ   武藤　慎一   文学部 歴史文化学科   教授

■ 標題   Christ's Descent to the Underworld in the Khara-Khoto Syriac Document Found in Inner Mongolia

■ 概要   ハラホト出土シリア語文書の思想研究の目下の課題は、それがどこに由来するかである。そこで本研究では、初期シリア思想が重視した「キリストのよみへの下り」に関する考え方を扱った。その結果、他宗教はもちろん、西洋のキリスト教思想のものとは大きく異なり、むしろ中東の他宗教に近い、シリア・キリスト教思想に特徴的な考えと大枠で合致した。もちろん、細かな相違点は存在するものの、この文書の思想の中心が故地シリアに由来することが明らかになった。   単著   The Harp   (26),313-321頁   2012

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