ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  前近代・北東アジアのキリスト教思想 ―ハラホト新出土シリア語文書を中心として
■ 概要
  われわれ日中共同研究チームは、ハラホト新出土の228文書を研究したが、著者はそのうちの1つをシリア語と判定した。この貴重な文書の内容は豊穣で、14世紀前半以前に内モンゴルに到達した東シリア(いわゆる「ネストリウス派」)思想の本質を垣間見させる。これは、三一論を始めとして、キリスト論、宇宙論、教会論、そして終末論に及ぶが、特に救済論に注目した。この中心は初期シリアに由来するが、いくつかの独自の特徴も明らかにした。
  単著   日本の神学   (53),9-23頁   2014/09


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