ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  『大秦景教流行中國碑』における宗教的寛容
■ 概要
  編集者:芦名定道 共著者:武藤慎一他9名 大秦景教流行中國碑は、中国におけるキリスト教の現存する最古の史料である。しかし、今日ではその内容が在来諸宗教に妥協的だとして、とかく過小評価されるきらいがある。景教の他宗教に対する寛容の姿勢は、唐の皇帝から景教に対して示された姿勢に対応したものと取れば、極めて自然なものである。現在の多元的な宗教状況における寛容の重要性の観点から見れば、むしろそれを千二百年先駆けたものと肯定的に評価できる。
  単著   芦名定道編『多元的世界における宗教的寛容と公共性 -東アジアの視点から』   晃洋書房(京都)   pp.122~133頁   2007/03


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