ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  聖書解釈としての詩歌と修辞 -シリア教父エフライムとギリシア教父クリュソストモス
■ 概要
  シリア語圏を代表するエフライムの適応論の中心は象徴論で、ギリシア語圏を代表するクリュソストモスの適応論の場合は、テクストと歴史とにおける連関である。前者の解釈学の最大の特徴はその多重性にあるのに対して、後者の場合は二重性である。これは、シリア的思惟構造とギリシア的思惟構造との相違である。従って、従来の研究の見解とは異なり、シリア教父の解釈学はアンティオキア学派の解釈学に由来していない。
  単著   教文館(東京) 全246頁      2004/01


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