ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  The Universality and the Locality in Early Persian Chrisianity as Reflected in Aphrahat's Demonstrations
■ 概要
  従来の研究では、ペルシア地域の特殊性と教義の普遍性との関係を十分に明らかにし得なかった。本研究は主に、ペルシアの賢者アフラハトによる人称代名詞の使用と土地に対する言及に注目するという方法で、この関係を考察した。その結果、現実にはペルシア帝国の一地方に過ぎないメソポタミアの地域性に深く根差した地域宗教が、ローマ帝国のキリスト教徒と全く同様に自らが「世界宗教」だという意識を持っていたことが明らかになった。
  単著   The Harp 23 pp.29~39      2008


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