ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  Early Syriac Hermeneutics
■ 概要
  まずシリア教父では、神解釈におけるエフライムの解釈学と聖書解釈におけるそれの特徴が一致することが明らかになった。さらに、それはアフラハトの解釈学ともほぼ一致する。その特徴は、解釈の多重性である。これをシリアのギリシア教父の特徴である解釈の二重性と照らし合わせると、この二つは根本において異なる。従って、初期シリア教父の解釈学を「アンティオキア的」としてきた従来の見解は斥けられなければならない。
  単著   The Harp 11-12 pp.43~65      1999


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