ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  ニシビスのエフライムとクリュソストモスの解釈学の比較
■ 概要
  エフライムとクリュソストモスの解釈学を比較するにあたって、「適応」思想に注目した。その際、前者では視覚的要素が後者では聴覚的要素がそれぞれ強いことを手懸かりとした。更に、象徴と言語、解釈過程に関して両者を比較した。その結果、前者の解釈学は具象的で後者の解釈学は抽象的であることが明らかになった。エフライムの解釈学はアンティオキア学派のそれではなく、両者はそれぞれ本質において独自のものである。
  単著   『日本の神学』第35号 pp.51~70      1996/09


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