ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  ニシビスのエフライムの発見論
■ 概要
  昨今、問題発見・解決型の教育の重要性が声高に叫ばれているが、肝心の「発見とは何か」を問う発見論は、仮説検証型の研究を旨とする西洋近代科学の埒外だった。それに対して、本研究が初めて明らかにしたエフライムの発見論は、能力の向上や不断の努力といった発見者の側の発見要件を含みつつも、それだけに留まらない。発見者に対する発見対象の動的な関与という点を含む発見の全体像としては、西洋の伝統的な論証的・科学的モデルとは異なる、ヘブライ・セム的な発見法的思考モデルを提供している。
  単著   『西南アジア研究』第66号 pp.17~30      2007/03


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