ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  ニシビスのエフライムにおける神の下降と人間の上昇 -解釈学的観点から
■ 概要
  エフライムにおける神と人間との関係のあり方は実際どのようなものなのか、の解明を試みた。彼の思想において、神の下降と人間の上昇は中心的な位置を占めている。この二つの関係を検討した結果、エフライムが徹底した象徴論を持っていたことが明らかになった。彼の解釈学の特徴は、発信者の一様性と受信者の多様性の両方を同時に認めたところにある。エフライムの解釈は、「象徴論的解釈」と言うべき特徴的なものである。
  単著   『西南アジア研究』第50号 pp.20~32      1999/03


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