ムトウ シンイチ
  武藤 慎一   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  ヨアンネス・クリュソストモスの神人共働論
■ 概要
  従来の研究では、「神人共働」と言えば、西方キリスト教の思想的枠組みである恩恵論で否定的に扱われる傾向にあった。しかし、それは古代や、東方キリスト教を研究対象にする場合、的外れである。本研究では、最もふさわしい研究対象として、クリュソストモスを選び、その神人共働「論」を扱った。その結果、神人の働きは互恵的で、相互に相手にとって必要不可欠であり、言葉の真の意味で「共働」であることが明らかになった。
  単著   『基督教学研究』第28号 pp.65~87      2008/12


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