オオスギ ユカ
  大杉 由香   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  「日本経済史の教育-どこに問題があり、何を伝え切れていないのか-」
■ 概要
  日本経済史の研究において教育問題は、正面から取り上げられることは極めて少なかったが、このままでは研究の担い手の質量に関わること、さらに経済史=記憶と趣味の世界と誤解されれば、過去の教訓が伝わらず、未来に悪影響をもたらすと考え、執筆をした。実学教育に比べ、現況に合わせた教育方法がやりにくい点で歴史教育が難しいことや、学生達の急激な知の劣化の実態を明らかにし、そのためには教師側が可能な限り、世界史と日本史の結合点を探る等、総合的な視野での授業を行うこと、かつフィールドワーク等を授業に導入して、学生達に歴史学の形になるまでを見せることが必要であると述べた。
  単著   『企業診断』51巻12号、同友館、p.95-p.99      2004/12


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