オオスギ ユカ
  大杉 由香   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  「関東大震災後の『建築と社会』に見る震災観-風化の過程には何があったのか-」
■ 概要
  関西の建築家を中心とする日本建築協会が関東大震災の際に、熱心に援助活動を行い、震災から現在にも通じる新しいまちづくり(道路の拡大、公園の拡張・整備、高層建築の危険性を訴える等)を考え出したことは既に「『建築と社会』に記録された関東大震災からの教訓」(2008年3月『経済研究』に掲載)で述べたが、この論文ではその後、協会が急速に震災問題への関心を弱めて行く過程を追い、その原因として協会拡大化による組織の硬直化、研究関心の狭隘化等を挙げ、頻繁に震災問題を取り上げても、それが必ずしも風化防止にはならないことを実証した(共著者:土井幸平)。
  共著   大東文化大学経済研究所『経済研究』   (第23号),p.107-p.117頁   2010/03


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